詩を朗読する形態の音楽に「ポエトリーリーディング」というものがあります。ラップと近い要素があるので、混ぜた感じで「ポエトリーリーディングラップ」とか言ったりもするそうです。
このポエトリーリーディングのジャンルで期待されていた「不可思議/wonderboy」というアーティストがいます。
谷川俊太郎の詩や、バンドの相対性理論の曲でポエトリーリーディングにしたりと勢力的に活動をしていました。
なぜ「期待されていた」という表現なのかというと、2011年6月23日に不慮の事故により24才で急逝してしまいました。それは、同年5月4日に1stアルバム「ラブリー・ラビリンス」を発売した直後でした。
亡くなった後ですが、その楽曲はYoutubeを中心に注目を浴びています。
そして、ついに「不可思議/wonderboy」のドキュメンタリー映画の公開が始まりました。
Living Behavior 不可思議/wonderboy 人生の記録
この映画のタイトルは「Living Behavior 不可思議/wonderboy 人生の記録」です。
監督は、PerfumeやサカナクションのPVを長く手がける「関和亮」の初の映画となります。
不可思議/wonderboy の映像は少ないので、どんな感じになっているか非常に楽しみです。
とはいえ、マイナーなジャンルなので上映場所は少ないです。
東京は4箇所で4日間。残りは、愛知、大阪、宮城、山口、福岡で1箇所ずつです。
でも、完売もでてきているようですね。
ちなみに、僕は5月の下北沢上映を予約しています。
不可思議/wonderboyの音楽たち
不可思議/wonderboyの曲は、そんな多くはないのですがいくつかご紹介。
生きる
谷川俊太郎の作品である「生きる」という詩をポエトリーラップにアレンジした曲。僕もこの曲で知りました。
谷川俊太郎も公認で曲となっています。
世界征服やめた
バンド・相対性理論の「バーモント・キッス」の曲をサンプリングしてポエトリーラップした曲。YoutubeにアップされてるLIVEのものも熱くてオススメです。
Pellicule
自分の現在や将来を歌った曲。もう亡くなっていると思うと凄く悲しくなります。
不可思議/wonderboyの音源作品は、ミニアルバム1枚。アルバム1枚。remixしたベスト的なアルバム1枚だけと少ない作品しかありません。
また、Youtubeにアップされている路上やLIVEでの映像があるくらいです。
しかし、どれも良いので、もし良かったら聞いてみてください。
個人的には、少年性が残った声が凄くいいんですよね。
曲を聞いていると、まだ亡くなっていなくて、新しい作品が発表されるような気がします。せつない。
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今度、ポエトリーリーディングのまとめ記事を書こう…
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