CacooはWeb上で図を作ることができるWebサービスです。
ざっくり言うと、パワーポイントみたいな感じでブラウザ上で図が作れます。
他の人とリアルタイムで図を共有できるので便利です。
https://cacoo.com/
僕も仕事で使っているので東京で開催されたミートアップに参加してきました。
Cacooミートアップ
会場は田町にあるパズル芝浦で行われました。参加者は30〜40人くらい。
まずはCacooの縣(アガタ)さん。Cacooを現在と歴史を軽くプレゼン。
Cacooの会社であるヌーラボは創業時は3名。システム開発を受託でやってました。
現在は24名。本社の福岡以外にも東京、京都、シンガポールに支社があるそうです。
いつのまにそんな支社が…。
ユーザー数は80万人。そのうち、なんと85%が海外だそうです。
意外にも南米にユーザーが多いそうです。
海外で人気がでた理由が興味深かったのですが、techcrunchなど海外メディアに取り上げられたのも大きかったけど、Chrome Webストアで一気に火がついたそうです。
どうしてCacooを作ったのか?の理由の一つにパワポは使いにくい。でも、illustratorは難しい。
そんな、イラレ、fireworksに挫折された人のためのドローツールだと。会場(笑)。
複数人で共有しながら図を作りたい。そのために、図のオーナーがいない状態を目指したと。
誰でも編集ができる、ある意味wikiのような感じ。
ユーザープレゼン1:Cacooは安い、簡単、共有
Cacooをどのように使っているか、ユーザープレゼンもありました。
一人目はクラウドソーシングのJob-Hub(ジョブハブ) の大久保さん。
http://jobhub.jp/
大久保さんは、スタートアップの特長で以下の3点をあげてくれました。
金なし、時間なし、人がいない。
Job-Hubの運営はパソナテックですが、やはり新規事業部にそんなお金は貰えない。
ずっとエクセル、パワポでワイヤーフレームを作っていたけど使いにくい。
Visioも使ったけど有料なので、全員分ソフト買う余裕はない。
また、Job-Hubは立ち上げは4人しかいなく、様々な業務を兼用する必要があったので情報共有が大切だった。
そんな中、Cacooと出会って安い、簡単、共有という所が決め手になったそうです。
会議中にプロジェクタにCacooを写しながら、ライブドローイングしたりと共有もしやすい。
今ではワイヤーフレームだけでなく、簡易UML、状態遷移図、フロー図などかなりの事に使っているそうです。
Cacooを使う前のワイヤーフレームも見せてくれました。これが、、、
Cacoo後はこんな感じに!
最後にCacooに対して要望はあるのだけど、手になじんでいるので大変満足していると締めてくれました。
ユーザープレゼン2:Cacooでのオフシュア開発
ユーザープレゼンの2人目は電子ブック・電子書籍ソフトなどを作ってるスターティアラボの大野さん。
http://www.startialab.co.jp/
Cacooを使いはじめたきっかけの1つに、adobe製品が使いたかったけどデザイナー職以外に予算がでなかったからと。皆、同じですね。
また、面白い指摘でエクセルは使う人によって個人差が出てしまう。だけど、Cacooはクオリティーが保てるとのこと。
しかし、Cacooを使っている人は、社内では大野さん一人しかいなかったそうです。
しかし、ある日、中国とオフシュア開発するプロジェクトがスタート。
オフシュア開発で、よく聞く話ですが言葉、慣習が全然違うと。
そこでCacooです。
Cacooを使うことによって図式化することで、箇条書きで伝わらない点を早く埋めることができた。
Skypeなどで連絡しつつ、リアルタイムで図を共有することによってプロジェクトを進めることが出来たそうです。
「あれが、出来なかったらやばかった…」とぼそりと言ってたのに実感がこもってました。
これをきっかけに開発チームにcacooが一気に浸透。
今では、ワイヤーフレーム以外にも設計書、ネットワーク構成、サーバー構成などもCacooを使っているそうです。
大野さんCacooのエバンジェリストみたい。
国を超えた業務の効率改善という話は興味深かったです。
日本初のサービスだから成長してほしいと。同感です。
ここで一度、休憩。ケータリングで軽食がありました。
ビールも出ました。僕一人で3本飲みました。すみません。
Cacooの新機能と今後
さて、最後に軽くCacooからのお知らせ。最近、追加した機能の説明。
写真はGoogleハングアウトを使って、ビデオカメラで話ながらCacooを使ってます。
同時刻で台湾でもミートアップが開催されていたので、台湾と繋げるデモンストレーションがありました。
あと地味な所でテーブル機能。
話によるとテーブル機能の要望を強かったのですが、テーブル機能を欲しがったのは全員日本人だそうです。
最後にone more thingとジョブズの真似で現在開発中のiPad版 Cacooの画面。
リリースは、まだ先ですがiOS、Android版も作っているそうです。
最後にプレゼント大会がありました。僕は見事に当選。1年分の無料券とTシャツを貰いました。
そもそも、入場者にはタオルとステッカーのプレゼントがあったので、会場を出た時にはCacooグッズ一杯でした。
最近ミートアップによく行くのですが、ミートアップは中の人、また実際のユーザーの話も聞けるので面白いです。
漫画・宇宙兄弟の中で、うどんをこねながら皆で宇宙の話しあって「俺の話が通じる」ってシーンをちょっと思いだします。
Cacoo – Web上で図の作成とリアルタイムコラボレーション
https://cacoo.com/lang/ja/
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