最大の投資の失敗とは?投資家・松山太河さんが振り返る6つの失敗事例

目次

投資の失敗について

まず、投資の失敗とは何かを下記のようにまとめられてます。

僕のような小型のアーリーステージの投資組合にとっての投資の損失というのは、そもそもの掛け金が比較的小さいので、全損であっても影響は小さい。
最大の投資の失敗というのは、目に見えない「投資すべきだったのに投資しなかった」機会損失にあるように思える。

https://www.facebook.com/taiga.matsuyama/posts/10200417729986473

 

紹介されていた代表的な失敗事例


・グリー初期にの元ネットエイジで一緒に働いていた山岸氏(現副社長)から相談を受けた際に、時価総額が×億で高いな~と思った。

→いまでは東証一部の時価総額数千億の日本を代表する会社に。


・当時まぐまぐでアルバイトしていた佐野君が料理サイト作ってて、当時僕は、「趣味のサイトか~ ひまなのかな~」と思っていた。

→月間UU2000万人のクックパッド


・アクセンチュア時代の先輩吉松さんに喫茶店によびだされて、当時まだ慶應学生だった田中良和氏と一緒に話を聞いて、化粧品のメルマガを出すんだ、と説明された時には「吉松さん!!オトコなのに!!!」と思って、どうやって資金の相談につながらないようにするか、懸命に話をそらしていた。

→@コスメ大成功 一部上場おめでとうございます!


・eGroupsの日本法人取締役を引き受ける際に、サンフランシスコで、eGroups創業者1人のカール・ページから、今度弟が起業して検索サイトを始めたんだ、と弟さんを紹介されたけど、「え!いまさら!検索エンジン!!!アルタビスタかよw!Gooooogle!死ぬほどスペルうちにく!」と思った。
あと弟が兄より出世するなんて、ありえないと自信を思っていた。

→ラリー・ページは、その後神速で世界制覇

 

※アルタビスタ = インターネット初期にアメリカで人気のあった検索エンジン会社


・ネットエイジ時代に西川さんとシリコンバレーの「Idealab」を訪れた際に、小さなスペースに机がちょこっとだけあったOvertureを見つける。ビジネスモデルを聞いたら、「検索結果に広告を差し込むんだよ!」と聞いて、帰りしな西川さんと2人で「!!!ぜったいに!!!この会社は!!!ダメですね!!!!!」と確信していた。

→その後Yahoo!が買収、Googleも採用するビジネスモデルに

 

※ネットエイジ = 2000年前後に日本のインターネット業界を牽引した会社。現・ngi group。西川さんはネットエイジの代表。


ちなみにその際に、多数の机とスタッフで大きなスペースをわが者顔で占めていた玩具ECの「eToys」をみて、僕も西川さんも「この会社は勢いがあって!一番成功しそうですね!!!」と言っていた。

→デラウェア破産裁判所で2001年倒産


以上、実際のFacebookのページは↓こちらです。投資って難しいもんですね。
https://www.facebook.com/taiga.matsuyama/posts/10200417729986473

 

松山さんのtwitter。僕もフォローしてますが情報が凄く速いのでよく見ています。
https://twitter.com/taiga__

 

松山さんは1999年頃にITサービスに関わる人達のコミュニティであるビットバレーの立ち上げメンバーですね。現在のインターネット業界を牽引している人が沢山出ています。
当時、僕は学生だったので詳しくは知らないのですがビットバレーという賑わいがあった話は凄く好きです。

 

少し前の本ですが、クックパッドについては↓の本がとても面白かったです。
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