映画化もした人気漫画・宇宙兄弟。
宇宙兄弟の7巻でケンジが、妻に↓のように語るシーンが出てきます。
「…給料はそれほど良くもなくて、今より減るかもしれないよ」
宇宙飛行士になるには、もの凄い倍率の試験を突破しないといけないのは知っています。
求められるスキルも肉体的にも、頭脳的にも高いものばかりです。
宇宙飛行士には、超人スキルが求められるのです。
ちなみに、この時のケンジの職業は詳しくは描かれていませんが民間の研究職のようなことをしています。
宇宙飛行士になったら給料が減るかもしれない。
宇宙飛行士の給料は、いくらなんでしょうか?
JAXAの宇宙飛行士・募集要項
平成20年4月1日にJAXAが宇宙飛行士の募集を出していました。
当時の募集要項のPDFが↓です。
平成20年度 国際宇宙ステーション搭乗 宇宙飛行士候補者 募集要項
http://iss.jaxa.jp/astro/select2008/pdf/bosyuyoko.pdf
まず、採用人員は3名以内。
さすがに少ないですね。
応募条件も沢山あって厳しいです。
選考は書類審査から第三次まで。8ヶ月以上の選考期間です。
二次、三次試験は1、2週間に渡って行われるみたいなので、その間は会社を休まないといけませんね。
選考に参加するだけでもハードルが高そうです。
さて!! そんな難関を突破した宇宙飛行士の気になる給料は!?
大卒 30才 約30万円
大卒 35才 約36万円
まじですか?!
○昇給:年1回
○賞与:年2回(6月、12月)
かつ、特殊勤務手当も記載されていますが思ったより安い!!
年収1000万以上と思ってた、、、。
宇宙飛行士といえど、あくまで職種の違いであり、他の職員と同列ということみたいです。
ネットで検索しているとNASAの宇宙飛行士も年俸4万ドル~8万ドル程度で、JAXAも同額くらいみたい。
年収:400万〜800万くらいのようですね。
実際に宇宙に行った山崎直子さん年収800万。
毛利衛さんが年収1000万いくかどうかだそうです。
命がけの大変な職業の割には安く感じますね。
倍率500倍の難関試験
さて、前述の平成20年に始まった宇宙飛行士選考試験ですが、結果もありました。
JAXA|国際宇宙ステーション搭乗宇宙飛行士候補者の決定について
http://www.jaxa.jp/press/2009/02/20090225_select_j.html
この時は書類選考が963名応募。
その後、選考が続き、最終的に2名の宇宙飛行士が採用されたようですね。
約500倍ですね。やはり難関です。
この時は↓の2名の方が受かったそうです。
大西卓哉(おおにし たくや)さん
当時33歳・前職は旅客機パイロット。
油井亀美也(ゆいきみや)さん
当時39歳・元航空自衛官
医者から宇宙飛行士になった向井千秋さん
日本人初の女性宇宙飛行士の向井千秋さんは、元々は外科医だったそうです。
ですので、宇宙飛行士になってからは、外科医時代に比べると給与は下がったそうです。
お医者さんも難しい職業なのに、それを捨てて宇宙飛行士になるというの凄い決断だと思います。
それでも「宇宙に行く」という夢に持ち続けたということですね。
宇宙に行くこと自体貴重なことですし、夢がある職業という事ですね。凄いや。
ちなみに僕は応募条件を満たせないので、選考すら受けれないみたいです…。
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【ご連絡】
art&SCIENCEさまで連載中「千鳥足インターネット」も第二回目が掲載されました。
良かったらご覧下さいー。
豚レバ刺しと2ちゃんねる – vol.02 (全12回)
http://www.artandscience.jp/column/archives/4963
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