Communication for Rural Africa
“Communication for Rural Africa”のボタンは1つだけです。
iPhoneのボタンもホームボタン1つだけですが”Communication for Rural Africa”には、iPhoneのようにタッチパネルはありません。
“Communication for Rural Africa”の機能は本当にボタンが1つあるだけです。それだけです。
では、どうやって電話をするのかというと、この唯一のボタンを押すとオペレーターに繋がります。
そこで、オペレーターに電話をしたい場所を告げるのです。
するとオペレーターが目的地に電話を繋いでくれるのです。
となりのトトロにも出てきますが、昔の日本の電話の形ですね。
超コストカット
オペレーターに話すだけで全てが完結するので携帯電話の中に電話帳の機能などがいらなくなります。
という事は、ハードディスクのような大きな記憶媒体の必要がないのです。
また、”Communication for Rural Africa”はバッテリーは搭載せずに太陽電池のみです。
記憶媒体とバッテリーの排除により大幅なコストカットになるのです。
ところで、この携帯電話を使ってオペレーターと話している姿は、iPhoneのSiriに慣れた人から見ると驚異的な機能に見えて勘違いするかもしれませんね。
「おいおい、あいつのSiriすげーぜ!!」みたいに。
…ちなみに、この携帯電話”Communication for Rural Africa“はあくまでもコンセプトフォンです。
インダストリアルデザイナーのAndrew Williamsさんが考えたそうです。
実際に運用されている訳ではありません。(タイトルで少しウソつきました。)
携帯電話のコストはカットできるけどオペレーターの施設のコストはどうなってしまうんだろうか?
とか疑問は残りますが面白い発想ですね。
これがCommunication for Rural Africaです。デザインが可愛い。
もっと沢山の写真はこちらから。
‘Communication for Rural Africa’ is a PV-powered cellphone for the rural world
…世界はアイデアで出来ている!!
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