昨年、日本中で流れた「あまちゃん」の曲を作った人、大友良英さんが「題名のない音楽会」に出演されてました。
大友良英さんは、実はノイズミュージックで世界的に有名な方らしく、今回は「影響を受けたノイズミュージック」ということで番組が放送されました。
しかし、ノイズミュージックというマイナーなジャンルのせいか、ずっと司会が困惑しているというシュールな時間が流れました。
さわやかな日曜の朝9時から番組スタート。
この方が大友良英さん。人の良さそうなおじさんです。
あまちゃんの曲のイメージが強いのですが、実はノイズミュージックの権威だそうです。
今回は影響を受けたノイズミュージックを紹介していきます。
まずは1曲目。ジミ・ヘンドリックスのウッドストックでのライブ。
アメリカ国家をギターで演奏した有名な曲です。
大友さんは、徐々にギターの演奏がめちゃくちゃになっていく所を絶賛します。
司会の佐渡さんも「これはカッコイイ!」と共感します。
…番組もここまでは普通でした。
次は高柳昌行・阿部薫「集団投射」。数百枚したプレスされていないそうです。
音楽がかかると…
このポカーンとした表情…。
本間アナ「もう、始まってるんですよね?
これが前奏で、この後にメロディーラインのようなものが出てくるわけでは…」
大友良英「出ません!永遠とCD1枚分、途切れなくこれです。」
大友良英「嬉しいなー!地上波の朝からこれがかけられる時代が来たなんて…21世紀ですよ!」
3曲目は、武満徹「燃えつきた地図」。
曲を文字で表すと「ボジャー」って流れてました。
この辺りから、大友良英のテンションが異常に上がりはじめます。
「テレビの砂の嵐の時間を任せてもらえないでしょうか。日本のノイズミュージシャンでやりますから」
と訳の分からないことを言い始めます。
あまちゃんの「潮騒のメモリー」の作曲家・Sachiko Mさんの曲も紹介します。
なんと、Sachiko Mさんもノイズミュージックの人らしい。
大友良英「これもヤバいですよ。可聴域じゃないものも多いので」
本間アナ「可聴域?」
大友良英「人が聞こえる音域じゃないものですね。」
本間アナ「ピヨピヨいってますね。」
大友良英「これは分かりやすいですね。もうちょっと分かりにくいのがいいですね。」
…全然、分かりやすくないんですけど。
Sachiko Mさんの別の曲をかけると、聴力検査のようなピーっとした音が流れます。
そこで、大友良英さんが満面の笑みで「わー、最高!」。
ここら辺で、司会の佐渡さんがお菓子を食べ始めます。
こんな感じで次々とノイズミュージックをかける30分間でした。
あまちゃんの曲を作った人が、こんな人だったとは意外でした。
しかし、ニコニコと音楽を流していく姿には好感が持てますね。
この人、本当に音楽が好きなんだなーと思います。
題名のない音楽会 大友良英
大友良英さんとSachiko Mさんのノイズミュージックのライブです。かっこいい。
Otomo Yoshihide, Sachiko M, and Jim O’Rourke
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