爆音映画祭とは
爆音映画祭はその名の通り、爆音で映画を上映する映画祭。
吉祥寺のバウスシアターで開かれており、今年で5回目です。
爆音映画祭では館内にライブハウスのアンプを設置。
ライブさながらセッティングを行いボリュームMAXで上映します。
文章では伝えられないのですが、上映中の音量は本当に凄いです。
上映後に館内を出るときにはライブハウスを出た時のように耳がキーンってなっています。
上映する映画のラインナップはバウスシアター独自のセレクトに加えて、
インターネットでの投票も行われて決まります。
爆音映画祭に行ってきた
さて、これが爆音映画祭が開催中の館内です。
両端に映画館には似つかわしくない巨大アンプが設置されています。
近くで見るとデカいです。
今年の爆音映画祭は6/29〜7/14に開催されました。
僕は最終日に行ったので、上映前に挨拶がありました。
ちなみに、最終日はビースティボーイズのLIVEドキュメンタリー「ビースティー・ボーイズ 撮られっぱなし天国」でした。
挨拶の中でも「いつもよりビールを沢山用意してます。」とのお言葉が。
上映中の館内後ろの方では、一部の客のダンスホールに。
映画館で踊ったり、歌ったりする光景は、あまり日本では見かけないですよね。
僕と妻も後半踊ってました。
ローカル映画館復活のヒント
ところで、僕の実家の熊本県の田舎の方では、子供の頃は映画館が2つありました。
しかし、1つは閉館。最後の1つも5年ほど前に休館になりました。
今では映画を見にいくとなると、イオンのようなショッピングモールに隣接している映画館に行くことになります。
こうして熊本市内にはまだ幾つか映画館はありますが、ローカル映画館は潰れる一方です。
吉祥寺・バウスシアターには、このローカル映画館が生き残る為のヒントがあるように思います。
さて、バウスシアターで面白い試みと思っている事で下記のような事があります。
・爆音映画祭という普通の映画館では行わない事をやってくれる
・いつでも「知らないけど個性が強く、面白そうな映画」を1つ上映している
・オススメ映画を一夜限り上映などがある
こうして見てみると、バウスシアターはお金がかかる事は全然やっていないのですね。
例えば、映画館が集客の為にテコ入れをしようと考えたときは、
「カフェの隣接」や「予約システムの導入」
といった事が、よく行われます。
しかし、効果はどれほどあるのでしょうか。
バウスシアターがやっている事はのオススメ映画を好きな形で上映してくれることだけ。
これだけで、
「ここの映画館の人は、映画が好きなんだなぁ」
という空気が伝わってきます。
お金はかけずとも、映画館のファンを作ることは可能なのです。
吉祥寺のバウスシアターは普段から面白い映画を上映してくれます。
僕はファンです。吉祥寺で時間が余ったときは訪れてみたらいかがでしょうか。
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