講談社「スティーブ・ジョブズ」、100万部出て「まさかの赤字」。背景は米国の……
by 編集者の日々の泡
噂の元は、↑こちらのブログ記事。
ロイヤリティの高さのあまりに100万部発行されたのに赤字との事。
こちらのブログの方のプロフィールを見ると編集者の方らしい。
ただ、「スティーブ・ジョブズ」を発行している講談社ではないようなので、
単なる業界の噂話なのだろうと。
さすがに100万部発行で赤字はありえないだろうと。
と思っていたら、この話の出所と思われる記事が「文化通信 2012年2月6日」に載っていたらしい。
なんと、こちらのページの「立ち読み」機能に掲載されていました。
こちらの記事から引用↓。
現在、発行部数は1が55万部、2が47万部の計102万部。実売は1が80%程度に達しているが、2はまだそこまではいかないという。
~中略~
紙版は2の実売がさらに伸びないと単体での黒字化は「もう少し」(柿島担当部長)というが、電子版を加えると十分に採算ラインを超えているという。
本当に(紙版は)100万部発行で赤字って書いてある!!
いや、正しく言うと紙版だけだと黒字まではもう少しって感じなのですが。
担当部長のインタビューで、記事の本筋が発売に至るまでの経緯や電子書籍の話になっているので、
引用の部分はサラッと書かれています。
しかし、確かに紙版は102万部発行してるのに赤字と書かれていますね。
確かに「スティーブ・ジョブズ」は結構分厚い本なので、
1巻を買っても、2巻は買わない人も多数いるとは思うのですが。
1巻の実売が発行の80%なら44万部売れてることに。
2巻の実売はどれくらいなのでしょうね。50%くらい?
どちらにしてもロイヤリティー高いですね。
でも、このロイヤリティでないと発行できなかった訳で、
電子書籍含めると黒字になってみたいだし、文庫化も考えれるし、
損益分岐点は超えてる訳だからとりあえずOK。…なのかな。
このロイヤリティ飲めなかったら、どこか別の出版社が発行していたんでしょうし。
って書いておいて何ですが、
アップル側でなく元の出版社側のロイヤリティが高い可能性もありますよね。
業界的に詳しくないので分からないです。
ところで、凄く多くの方にツイートしてもらった前回の記事から
連続でアップル批判めいたことを書いていますが、
僕は自他ともに認めるアップル教 ジョブズ信者ですよ。
↓ちなみに、前回の記事はガジェット通信に寄稿させて頂きました。
ジョブズを聖人化する世論に反論!! ジョブズの悪評まとめ – ガジェット通信
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